スタッフ
野城 泰枝
育休後からスタートした広報の仕事で、自分の強みを活かす
2014年の育休復帰時に広報部門へ異動となり、組織変更を経て、現在は人事総務部 総務グループにて引き続き広報を担当している野城。
プレスリリース作成やメディアへの売り込みおよび取材対応、公式ホームページや会社案内の企画・制作、新サービスのネーミングやCIなどのブランド管理といった社外広報から、社内報記事制作などの社内広報まで、幅広く広報業務をリーディングしています。
野城 「日々、社内広報業務を実行しながら自社内の情報を収集し、経営戦略に沿ってどの情報をどう社外に発信していくか関係者の皆様と連携しながら、検討・実行しています。
自社の魅力、事業の社会的意義を発信すべく、いかに伝わりやすい情報へと仕上げていくかは広報として重要な業務の一つです。情報発信の結果、会社の事業成長に寄与できたと実感した際に、やりがいを感じます。
もともと、人とコミュニケーションをとり目標達成に向けて連携することや、企画、ライティング業務が好きで自身の強みと認識していました。広報ではそのスキルを伸ばし、活かせているので、今の環境をとてもありがたく思っています」
育休後の職場復帰によって変わった働き方
小学生の子どもを子育て中の現在、仕事に家事にと時間に追われる日々を送る野城。メリハリのある働き方を心掛けているといいます。
野城 「もっと仕事に時間をかけたい、丁寧に家事を行いたいという気持ちはありますが、今は、仕事と家庭それぞれにおける時間の中でスピード感を持ってミッションに向き合っています。学校行事や家族の体調不良など、仕事で関わる周りの方々にご理解いただいており、日々、大変ありがたく思っています」
育休前後では、野城の仕事の進め方にも変化が生じています。
野城 「育休前の仕事と家庭の時間配分から、職場復帰後は大きな変化となりました。以前に増して納期を意識し、今自分は何をすべきかを見極め重要性や影響度を考慮して仕事を進めています。
また、育休前は急に休むことはほぼありませんでしたが、現在は家族の体調不良で急なお休みが必要になる可能性も考慮して、業務進捗をきめ細かく周囲に共有しています。仮に、お休みする場合でも『その仕事がどうなっているのか分からない』という不安定な状況を所属組織内で作らないよう心がけています。
そしてお休み明けには、しっかりと業務を完遂していくことで、子育て中でも上長や社内外の関係者の皆さんに信頼いただける関係性が構築できていると考えています」
仕事と家庭の両立に向けフレックス・在宅などの制度を活用
ワーキングマザーとして働く中で、仕事を効率よく進めるために工夫をしている野城。
野城 「納期と重要性を考えながら、前倒しできるものは前倒しすることを心掛けています。また、心の持ちようが生産性に影響すると考え、前向きに取り組むよう意識しています。凹むこともありますが、そこに留まっていると一日が終わるのもあっという間です。
公私共に想定外のトラブルなど日々起こりますが、『心を保つ』というか一喜一憂しないように心がけるようになりました。効率よく進めるために気持ちの切り替えは大切にしています」
富士フイルムシステムサービスでは、多様な人材の活躍を推進しており、さまざまな支援制度が存在します。育児や介護にかかわる社員に向けた在宅勤務制度や、他事業所や他社シェアオフィスなどを利用して柔軟な働き方が可能なリモートワーク制度などもあります。
野城 「子供が小さい時に利用させていただいていた育児のための時短勤務(小学校3年生の年度末まで利用可能)のほか、とても助かるのが、在宅勤務です。子供が中学3年生までの間適用され、週2日を目安に利用できるので、子供との時間確保に非常に役立っています。また、時間休制度もありますので、保護者会などがある時には、在宅勤務と時間休の両方を活用することで、前後ギリギリの時間まで業務を進めることができ、業務時間確保にもつながっています」
母親の立場からも、子どもに働く意義を伝えたい
ロボット掃除機や自動調理器を活用することで家事の時短が実現し、今では時に子どもと一緒に食事の準備をするという野城。
しかし、育休明けに記憶を遡ると、未経験の広報への異動かつ、保育園の0歳児クラスへ8ヵ月の子どもを預けての職場復帰だったため、当時は不安もあったと振り返っています。
野城 「慌ただしくも充実した毎日で、育休復帰からいつの間にか数年が経ち、子どもは小学校に入学しています。
保育園の乳児クラスの時は、風邪や突発性発疹、胃腸炎などさまざまな病気にかかり、子供の看護のために会社をお休みさせていただくことが特に続きました。そのような中で、広報という経験のない仕事に取り組み、心身に余裕のなさを感じることが多くなり、仕事を続けることに対する不安が増した時期がありました。
今でも不安が全て解消されたわけではありませんが、仕事を続けると決めた以上、中途半端では会社や家族に対して失礼。やるからには全うして、父親だけでなく母親の立場からも子どもに働くことの意義やすばらしさを伝えていきたいと考えています」
育休復帰直後、ワーキングマザーの先輩たちから声をかけてもらうなどの配慮にも心強さを感じたことがあったという野城。今度は、自らが先輩の立場として、言葉を送っています。
野城 「これから出産・育児を迎える方は不安があると思いますが、周りの方々と連携し協力し合いながら、大変な子育て期を乗り越えていきましょう!
また、同じ立場同士で思いを共有すると心が軽くなり、より頑張る気持ちがでてくるのではないでしょうか。仕事と子育てにフル回転している仲間が当社にはたくさんいます。同じような思いを抱き、仕事と家庭の両立という目標を共に目指す仲間と一緒に、頑張っていきましょう!」
富士フイルムシステムサービスでは、このように産休や育休後の労働環境整備にも力を入れています。一人ひとりが活躍できるような働き方ができることを目指し、これからもより働きやすい職場環境づくりに力を入れていきます。