人を知る Interview
お客様が直面し得る課題を先読み。オファリングで顧客の未来をつくる
商流全体を一気通貫で支援。顧客のビジネスを深く動かす

──はじめに、エンタープライズサービス事業本部の概要をお聞かせください。
当本部では、企業と企業、企業とコンシューマー間のコミュニケーション最適化を目指し、民間企業、教育機関向けにデータプリントサービスを軸としたBPOサービスやデジタルソリューションを展開しています。
例えば、金融機関のお客様がユーザーに請求書を送付する際、専用システムを通じてお客様からデータを受領し、そのデータをプリンターで出力します。その後、封入封緘機で封入した請求書を郵便局に持ち込むことで、ユーザーの手元に届くまでの一連の業務を、お客様に代わって対応します。また、コンビニエンスストアの店頭に掲示される販促用のポップや陳列棚に並べられた商品の値札も、専用システムを使用してお客様からの依頼に基づきプリントし、各店舗へ納めるといったサービスを提供しています。
──エンタープライズサービス事業本部の強みは何でしょうか。
私たちの強みは、お客様のビジネスの商流や業務内容をお客様以上に理解していることです。
例えば、コンビニエンスストア様では、全国に展開する数万店舗を少数の本部社員のかたがたで管理しています。そのため、一部の業務をアウトソーシングする必要が少なからず生じます。私たちはそのアウトソーシング業務を担い、サービスの細かな点まで把握し、業務改善の提案を行うことで信頼関係を積み上げてきました。
また、店舗運営に用いるシステム・データの構築から、現場で使用するPOPや値札といったデータプリントサービスまでを、一気通貫で提供できるという強みもあります。小売業様向けのデータプリントサービスの場合、商品データから必要な情報を抽出し、印刷、運用、販促に至るまでの全工程を当社内で完結できます。一般的には、システム構築はSI企業、印刷は印刷企業、販促はマーケティング会社など、領域ごとに各社がサービスを請け負うケースが多いですが、当社はこれらを一手に引き受けることが可能です。
当本部の事業が開始したのはおよそ30年前。当時から「お客様第一主義」を貫き、お客様の業務の細部に至るまでを把握し、寄り添った支援を行ってきました。その過程で、お客様の業務がどのように進み、そのプロセスのなかでどのようなかたがどのような役割を担っているのかといった詳細な業務の流れを把握してきました。こうした長年のノウハウがあるからこそ、お客様の商流の上流から下流にいたるまで一気通貫で支援することが可能であり、これは当本部の最大の強みと言えます。
オファリングで新たな価値を能動的につくる

──今後の展望をお聞かせください。
これまで築いてきた独自性や競争優位性を改めて見直し、新たなビジネスモデルを模索する転換期にあると考えています。その一例が、BPO事業のさらなる拡大です。
これまでは、お客様の課題をヒアリングし、それに応じたソリューションを提供するスタイルを採用してきましたが、今後はお客様が直面し得る課題を先読みし、その解決策としての「オファリングサービス」を提供していこうと考えています。これまで当社が培ってきた支援内容や実績を基に、より具体的な解決策や支援内容を体系化したオファリング(※)を構築し、お客様のビジネス状況に応じて能動的に提案していくことが、次なる事業像です。
また、当本部の基幹事業であり、売上の大半を占めるのがデータプリントサービス事業です。この事業では、金融・保険や医療・製薬業界のお客様が約7~8割を占めており、請求の発行や医薬品の添付文書など、これらの業界では紙を必要とする業務が多く存在しています。そこで、今後は紙とデジタルを共存させたハイブリッド型のBPOサービスの展開を進めていく予定です。その際、AIを活用した業務効率化といった新たな挑戦にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。
※オファリング:お客様が抱える課題や要望に応じて提供する解決策や支援内容
──どのような方にエンタープライズサービス事業本部に入ってほしいとお考えでしょうか。
お客様の課題解決のための提案や営業、システム開発、データのデリバリーを担う部門が連携し、お客様に提案を行う際には、事前に意見を出し合い、真剣な議論を重ねています。素直さや謙虚さ、そして真摯な姿勢で取り組める方と一緒に働きたいですね。
お客様を支援するにあたって、単に依頼に応えるだけでなく、こちらから提案し、課題解決へ導いていける点がこの仕事の醍醐味だと感じています。当社がお客様以上にお客様の業務について深い知見を持っているからこそ、提案を行うだけでなく、お客様からアドバイスを求められることも少なくありません。
今後、BPO事業はさらなるサービス拡大を進めていきますので、自ら裁量を持って業務に取り組みたい方や、変革を推進したいという意欲的な方からのご応募をお待ちしています。
顧客と向き合い、サービスとそれを支える基盤をつくり上げる

──システム開発部の概要についてお聞かせください。
システム開発部では、エンタープライズサービス事業本部が提供する各種サービスに関わるソフトウエアやソリューションの開発、そしてそれらを支えるインフラの設計・構築を担当しています。
組織は大きく2つのグループで構成されており、1つはサービスの基盤を構築する「インフラ設計グループ」、もう1つはサービスの開発を担当する「サービス開発グループ」です。「サービス開発グループ」はさらに3つのチームに分かれており、「データプリントサービス」「流通サービス」「ソリューションサービス」をそれぞれ専門に開発しています。
私たちは、品質とセキュリティーを重要視しています。基本的にはお客様の課題やニーズを深掘りし、それに対応するサービスやソリューションを開発しますが、場合によっては自社サービスとして開発し、それを標準化して提供することも行っています。
──実際の開発事例をお聞かせください。
今後入社される方に携わっていただく可能性のあるプロジェクトとして、次のような例が挙げられます。
1つ目は「次世代基幹システムの開発」です。お客様から提示された提案依頼書(RFP)に基づき、お客様と内容をすり合わせながらシステムの設計・開発を進めます。このプロセスでは、基幹システムに関連する協力会社とも連携しながらプロジェクトを推進していく場合があります。
2つ目は「データプリントサービスをはじめとするサービス開発」です。一例を挙げると、お客様の業務システムと連携して送られてきたデータを処理し、プリントした内容をユーザーに届けるためのWebサービスの開発や提供を行っています。プロジェクトの進行方法は基本的にウォーターフォール型の開発となりますが、新しいシステムを開発する場合には、初期の要件定義段階でアジャイル型の手法を取り入れ、PoCやデモサイトを作成し、お客様に具体的なイメージを持っていただく形で進めています。
さらに、将来的には、データプリントサービスの提供基盤を活用し、新たなオファリングサービスプラットフォームを構築することも検討しています。インフラエンジニアとして入社いただく方には、これらのプロジェクトにも積極的に携わっていただけることを期待しています。
開発者としてゼロから事業をつくる「今が一番おもしろい」

──エンタープライズサービス事業本部のシステム開発部で働く魅力をどのようなところに感じていますか。
当社では、二次、三次請けを介さず、お客様と直接対話しながらものづくりを進められる環境が整っています。お客様からダイレクトにフィードバックをいただく機会も多く、中には私たちが直接関与していない領域に関するお困りごとまで相談を受けるほど、当社の技術やエンジニアに対する信頼を寄せていただいています。こうした信頼関係が築けるのは、私たちが常にお客様以上にお客様の業務を深く理解し、寄り添った支援を行っているからこそです。「この人たちに聞けば解決のヒントが見つかる」と頼りにしていただける関係性も、当社ならではの強みです。
また、現在の事業フェーズも非常に魅力的です。オファリングサービスへの転換を進め、それに基づいた事業強化を推進している今、自分のアイデアをサービスに反映させるチャンスが広がっています。ゼロから事業をつくる経験はなかなかできることではありませんし、特に開発のポジションでは、プロダクトアウトの視点で事業を形にしていくという醍醐味を存分に味わうことができます。
──最後に、システム開発部が求める人物像をお聞かせください。
開発者が周囲の意見に流されてしまっては、良いものをつくることはできません。特に、近年はセキュリティーが重視される時代です。お客様から依頼された方法にセキュリティー上の問題がある場合、それを知りながら指示に従うだけでは、お客様に不利益を与える可能性があります。お客様にとって一時的に都合がよくない場合であっても、適切に指摘し、課題を伝えるなど、お客様の本当の利益を考え、誠実かつ主体的な姿勢で業務に取り組める方に参画いただきたいです。
また、私たちは今後、既存の業界をさらに強化していきたいと考えています。各業界のドメイン知識があれば役立ちますが、それ以上にあらゆる分野で活用される標準化されたサービスやプラットフォームの構築経験を重要視しています。例えば、テックリードとして開発組織を率いた経験がある方であれば、その経験を活かし、早期にご活躍いただけると思います。
私たちエンジニアを取り巻く環境は、日々変わっていきます。進化し続ける技術の世界で、学び続ける姿勢を持ち、自ら新たな挑戦を楽しめる方にぜひご入社いただきたいと考えています。
出典:ビズリーチ掲載記事(2025年7月22日公開)